食パンの宗派

ものごとにはあらゆる宗派が存在するように、朝の食パン1つをとっても、わたしはこんがり派、長男はやわらか半焼き派に別れます。

今朝は長男が魚肉ソーセージを今すぐ食べると怒り狂うので、朝ごはんと一緒に食べようと提案をするも、朝ごはんは食べないと断固拒否、何度確認してもソーセージしか食べないと言ったくせに、わたしが食べる食パンが焼き上がったところですかさず、自分の食パンがないと理不尽な怒りをぶつけてきます。
頭に血が上った3歳児が、宗派の違う食パンを受け入れてくれるはずはないので、わたしは自分の食パンとココアが冷めていくのを甘んじて受け入れ、長男の食パンを焼きにキッチンへ戻ります。

最近の長男は、何かといえば瞬間湯沸し器のように怒ってくるので、わたしにも少しずつ耐性がついてきました。
これくらいのことでは全く動じません。
もしかしたら、今朝のように状況を分析して理不尽探しをしたら、気が紛れるのではないか?

そんなことを考えながら、席に戻ってココアを飲みました。
やっぱり少しぬるいな…と思いました。